本学会で推進したいと考える研究テーマを発表いたします。
研究テーマに興味野ある方はぜひ2022年度分科会にご応募ください。
■ロングステイの事例研究
①地域ごとのロングステイ研究会
地方自治体等を対象に、二地域居住、ロングステイ、ワーケーションを促進している事例について会員勧誘とその実態について調査する。
②海外ロングステイの経験者のテーマ別調査
テーマ例:住環境(住まいを見つける手段等)公共交通機関、日本、日本人の認識度、IT環境、銀行口座、医療体制(外国人向け)
③国内ロングステイ宿泊施設
国内ロングステイの定義である1週間以上の滞在に対応するする施設関係者を対象に、その体制を決定するまでの苦労、内部抵抗、部屋のメンテナンス関係の問題をいかに解決されたか、そしてその成果について調査する。
④ロングステイ経験者からの体験レポート
⑤地方創成(DMO)とロングステイ観光:成功している地域はどこか?
⑥海外における日本人ロングステイ村の形成
タイやマレーシアにあると言われている日本人ロングステイ村の実態について調査する。
⑦ロングステイヤーが地元と交流のできる組織の形成
ハワイアロハライフ協会などを参考にロングステイヤーが地元と交流のできる組織について調査する。
⑧ロングステイ観光を促進する旅行会社の取り組み
釧路10日間や京都7日間はメディアツアー系の売れ筋だが、その他でどのような取り組みがあるか調査する。
⑨企業等における「ワーケーション」の促進状況・具体的実践事例
⑩企業等における「二地点居住」の促進状況・具体的実践事例
⑪企業等における「居住地を問わない働き方」に関する促進状況・具体的実践事例
⑫企業等における「地域に居住し、本業を兼ねて地域に貢献する働き方」に関する促進状況・具体的実践事例
⑬⑨~⑫の4点にかかわる企業内人事制度・評価制度・福利厚生等に関する制度設計および運用事例
■多様化するロングステイの在り方についての研究
①ロングステイ観光の全体像・どんなロングステイの形があるか?
いわゆるロングステイの他に、二地域居住、地方移住、都市型ロングステイ観光、周遊型ツーリズム、コロナ禍でのワーケーションなどいろいろなスタイルが出てきている。
②世代別ロングステイのモデル
リタイア層、若年~中高年の転職・地方移住層、ワーケーション層、休暇期間の家族層などがそれぞれのロングステイ観光のモデルを持っている。全体像を捉えて、整理する。
③都市型ロングステイ観光
歴史と文化的魅力に溢れた都市の魅力を十分に味わうには、しばらく暮らすように滞在するのが良いと思う。宿泊や飲食などを含めた実践例を調査する。
④外国人のロングスステイ(バカンス旅行)の実態調査
外国人が好むロングスステイの研究(農泊・エコツー等)。
⑤タイ・マレーシア・韓国などが進める滞在型医療の実態
医療ツーリズムの実態など。
⑥海外の温泉・保養所研究(ドイツ・イタリアなど)
⑦ロングステイ観光の参加者の変化
コロナ禍の影響で参加者に変化はあるか調査する。
■ロングステイヤーの生活についての調査研究
①ロングステイと食事
滞在先での特産品を使った料理は魅力的であるが、ご馳走が続くと、健康上の問題がある。旅館、ホテル、別荘等、それぞれに食事の問題は大きい。
②ロングステイと職業
昔から小説家、歌人、建築設計家などリゾート、温泉地などに長期滞在して仕事をしてきた歴史がある。現在では、インターネットの発達により、さらに勤務地、居住地から離れた場所で働くことのできる職業が広がっている。
■ロングステイ促進に向けての研究
①休暇制度とロングステイ
日本で、いわゆるロングステイツーリズムが低迷している原因は、主として休暇制度の問題に起因している。形式的には、欧米に近づいてきているが、実態の運用時に骨抜きになっている。現在の休暇制度の課題を明らかにする。
②ロングステイを支える条件
ロングステイを可能にするには、時間、お金、ロングステイの目的、仕事など様々な条件がある。ロングステイのモデル別に、条件を整理する。
■新しい提案・提言
①木賃宿(食泊分離型の施設)、湯治をテーマにした宿泊施設から現代版木賃宿化への提言
②ワーケーション、家族ロングステイの問題となる教育問題の解決策を探る研究
コロナの副産物WEB授業で親子ワーケーションの具現化を図る可能性を探る提案や学期休み以外の時期でも国内、海外ロングステイの経験を推進する方策(修学旅行の規定以外である程度の長期間、学校から離れても単位を認める実験を提案)について提言する。
③季節(時間)波動の大きい一次産業をロングステイヤーが即戦力となれるwin win Stayの提言